19年所属し排斥から20年経ったわたしがエホバの証人を辞めたばかりの人に伝えたいこと

本記事はエホバの証人という宗教団体を辞めた方に向けて書いています。

Twitterで「30年間エホバの証人で辞めたばかりの方」が苦しんでおられるのをみかけた。
教団を辞めようが、辞めまいが、人生という時間は止まってくれない。
生きていかなければならない。

この20年、自分が実践してきたことを紹介する。
話を聞いてほしい、という奇特な方がおられれば、筆者ページにTwitterリンクしてあるのでDMください。

目次

はじめに

この世に正解はない。
生き様は自分で見つけていくしかない。
これを読んでも答えは書いていない。
ただ、一人で苦しむ必要はない。
助けを求めていいのだ。

あなたがエホバの証人だったとき、下の聖書の言葉を頻繁に引用していたのではないだろうか。
いわゆる世の人になるのである。心境は複雑だろうか。

『あなた方が世のものであったなら、世は自らのものを好むことでしょう。ところが、あなた方は世のものではなく、わたしが世から選び出したので、そのために世はあなた方を憎むのです。ーヨハネ15:19ー』

証人たちは信者でない人たちを「世の人たち」と呼んでいる。
証人たちはキリストによって選ばれているので、サタンの世から嫌われるということになる。
真の宗教は世の人である親族からも反対を受けて当然である。
組織は前もって「聖書を学んで組織に入ると周りから反対が起きるよ」と予告する。

(佐藤典雅. カルト脱出記 エホバの証人元信者が語る25年間のすべて (河出文庫) (Kindle の位置No.756-761). 株式会社河出書房新社. Kindle 版.

わたしは世のものになって20年経過した。
物心ついたときには母がエホバの証人だった。父は未信者で迫害者だった。
わたしは熱心な奉仕者であり、中学生のときにバプテスマを受けた。
地域大会や巡回大会では檀上でインタビューを受ける模範的な姉妹だった。
その後、19歳で排斥されるまで、わたしはエホバの証人として生きていた。

19歳でエホバの証人を辞め、世の人になったわたしは道徳観、倫理観、人間関係すべて再構築しなければならなかった。
あれから20年が経過した。

わたしは特定の教団や信条を否定する気はない。
みんながお互いの宗教を尊重して生きればいいと思っている。
自分の信条を強要せず、他の信条を否定しないことがわたしの現在のポリシーである。

信じる気持ちを無理にやめる必要はない

信じたいことは一人で信じればよい。だれかを巻き込み、だれかの信仰を変えさせる必要がどこにあるのだろうか。その行為は自分が正しいことを自分で信用できていない証拠だ。本当に心から信じているならば、他人が信じようが信じまいが関係ない。

聖書を読むことは好きだっただろうか。わたしは旧約聖書も新約聖書も大好きだった。
それらすべてを否定する必要はない。
私たちがエホバの証人であったときに読んでいた聖書は日本語訳に偏りがあるかもしれない。しかし、否定する必要などない。
見えない存在を感じるのであれば、それを信じればいい。

そう思えたときに、わたしは心が楽になった。

依存しやすい傾向を認め、心理療法に投資すること

わたしは自分が依存しやすいことを自覚しないまま何度も「真実」を探した。この世に真実があるはずだ、と信じていたからだ。地球のどこかにきっとあるはず。そう思っていた。それゆえにカモがねぎを背負って歩いていたのだろう。苫米地コーチングを学んでいた占い師にハマり借金200万円。その後、任意整理し家計が崩壊した。生きている価値が見いだせず、自らの命を絶とうとしたこともある。しかし幼馴染2人が自殺でこの世を去り、みっともなくても恰好悪くても、生きていこうと決意した。

あらゆる心理療法を20年ほど受診してきた。玉石混交だが、時系列で書き出す。
紹介できるものはリンク先を設定している。

受けてきた心理療法(時系列)
  1. 民間のカウンセリングサービス
  2. アダルトチルドレン自助グループ
  3. 臨床心理士による傾聴カウンセリング(保険適用)
  4. 波動調整、レイキ、チャクラヒーリングなどヒーリング系
  5. アートセラピー(パステル)、音楽療法
  6. 佐々木浩一RCFメソッド
  7. 秦由香 潜在意識コンサルタント
  8. EFT&OAD
  9. ブレスワーク
  10. ハートキネオシオロジー

1から7の期間は2002年から2015年の13年間。
きっかけは2002年に子供が産まれ、強迫神経症や離人感を自覚したこと。
1から7を経て、最後にたどり着いたPTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)療法が上記一覧の8のEFT(Emotional Freedom Techniques:感情解放)である。
EFTを教えていた溝口あゆかさんという方のブログを購読しており、理性的な文章に感銘を受けブログを見ながら自分でEFTを実践していた。
その後2018年にOADセラピーという溝口さんが考案されたセラピーを受ける。
「どんな想いがあっても大丈夫、ありのままで大丈夫」と土台が安定するセラピーである。
そして究極は自我と自我を生かすストーリーを手放す体験を味わう。

ただ思考と感情は長年の癖であり、人とのかかわり方は無意識下にある。そのため、現在でも心理療法は受けている。具体的には境界性パーソナリティ障害の克服である。境界=バウンダリーである。生きづらさの克服を今でも続けている。それは、定期的にマッサージや美容院に行くのと変わりはない。下記は現在のわたしのカウンセラーのブログである。

親が暴言や脅しで厳しく育てた場合、子どもは自分のバウンダリーが築けなくなります。
バウンダリーを築いても築いても親が強制的に入り込むので、バウンダリーが築けずに自分のアイデンティティを失います。

このようなケースでは、バウンダリーをうまく築けないので、簡単に相手に入り込まれたり、あるいは不用意に相手の領域に入ったり、極端に距離を取ったりします。

親が自分の都合や価値観を子どもに押し付けて育てた場合、子どもは親の顔色をうかがったり、親を喜ばすことや役立つことをすることで親の愛情を得ようとするケースがあります。

バウンダリー(心の境界線)を引けるようになる7つの方法

まとめ

伝えたいことは3つ。

  • この世に正解はない。
  • 見えない存在を信じたいならば信じる。信じられないなら信じない。どちらにせよ自分の気持ちにしたがい、他人に強要しないこと。
  • 生きづらさを感じるのなら、心理療法の専門家を頼ること。

最後に、素晴らしい書籍を紹介したい。わたしが感銘を受けたいくつかのパラグラフを書き出してみるので、すこしでも響くものがあるなら実際に手に取って読んでいただきたい。

しかし程度の差はあれど、広い意味での洗脳は社会のあらゆる所で見られる。「企業方針」という名の洗脳の結果出てくる過労死や燃え尽きという犠牲。受験戦争という、子供の多感な思春期を押しつぶす方式に加担する親たち。政府の意図が反映されているプロパガンダともいうべき教科書の内容。テレビ、新聞、雑誌などのメディアによる思想や価値観の押し付け。

佐藤典雅. カルト脱出記 エホバの証人元信者が語る25年間のすべて (河出文庫) (Kindle の位置No.4091-4095). 株式会社河出書房新社. Kindle 版.

人はグループになると、必ずルールを設け始める。そうやって宗教が始まるのだ。これはスピリチュアル本だけに限らず、自己啓発本に関しても同じことは言える。いずれにしても何でも読みすぎはよろしくないだろう。本に書いてある事柄は所詮他人が出した答えであって、あなたがつくり上げた答えではない。

佐藤典雅. カルト脱出記 エホバの証人元信者が語る25年間のすべて (河出文庫) (Kindle の位置No.4194-4196). 株式会社河出書房新社. Kindle 版.

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