自分だけの地図をQGISでつくる! -行ったことのある神社編-

グーグルマップは市民権を得てからずいぶんたち、スマホで普段利用しているだろう。

しかし、自分だけの地図を作り、必要に応じて土地の成り立ちや地質も知ることができたら面白いのではないだろうか。

本記事では、インターネットにつながったパソコンさえあればすぐできる地図の作り方を紹介する。

以下では、行ったことのある神社を地図上に表示し、地質図と重ねてみた。

では、順番に説明したいと思う。
結果だけ見たい方は5章へどうぞ。

目次

1:使う道具

パソコン(メモリは8G以上が理想的、大きければ大きいほど良い)
QGIS(フリーの高機能GISソフトウェア)

たったこれだけで、自分だけの地図がつくれる。
では、さっそく作っていこう。

本記事で、はんなが紹介しているすべてのサイトは、筆者が実際に業務で悩んだときに参考にしたサイトだよ。

2:QGISをインストール

公式サイト(こちら)で最新版のQGISをインストールする

QGISとは初版が2009年に出され、超高額で中間ファイル生成マシンでクソ重たい高機能なGISソフトウェアのArcGISに匹敵する高機能なGISソフトウェアである。これだけの機能を持ったソフトウェアが無料で公開されている。使い倒さない手はない。

インストール自体は難しくない。ダイアログボックスに表示される指示にしたがうだけである。

3:MapTilerをQGISに搭載

むずかしいことは何もありません、大丈夫。
プラグインにMapTilerを追加インストールするだけ。

このプラグインを入れる理由は、MapTiler Geocoding APIを使うため。
Google Mapで当たり前のように使っている「名前で検索」という機能をQGISに搭載するためです。

上記サイトのインストールガイドに従い、APIキーを設定して、JP MIERUNE Streetsを設定するまで終わったら完了。

4:便利な地図を搭載する

神社地図を作る前に事前に入れておくと便利な地図を紹介する。

2章で紹介したサイト「【実習編】非専門家のためのQGIS ~QGISのインストール~」の6章で、xyzタイル新しい接続について説明している。
その説明に従って地理院地図の標準地図・淡色地図を追加してみよう。
それができたら、同じサイトの下のほうに「補足:QGISに登録できるおすすめの地図配信サービス」というのが掲載されているので見てほしい。
とてもわかりやすい説明サイトなので、紹介されている地図配信サービスを見られるように設定してみよう。

一度設定してしまえば、今後はXYZタイルのところをダブルクリックするだけで呼び出せるようになる。

慣れてきたら、国土地理院の公式サイトでタイル一覧を参考に設定してみよう。
おすすめはシームレス地質図。

地理院地図タイル一覧は、こちら

神社を登録するためのベースマップの設定が終了。
実際のQGISの画面は下のとおり。
レイヤに淡色地図空中写真MapTylerのJP MIERUNE Streetsの3つが表示できると使いやすい。

Geocoding APIで鹿島神宮と検索した画面

地質図は上記地理院タイルからも登録できるが、本家の産総研サイトからより多様な縮尺の地質図ラスタを登録できる。
QGISの登録の仕方も公式サイト(地質図Navi)で紹介されているので心強い。
図幅については、こちら

ちょっと前はWMSを使っていたよね。
違いについて地理院の説明がこちら

5:神社を登録していこう

文章で説明するのが難しいので、ここからはキャプチャ画像で説明する。

画像をクリックすると拡大できる。

復習を兼ねてMapTyler登録の流れから掲載する。

MapTilerの登録方法(3章を参照)
神社登録の事始め:新規シェープファイルの作成
シンボルの変更:見え方は選べる
いよいよ神社を登録していこう!
登録した神社を確認してみよう

登録した神社がどんな地質の上に建っているのか、下のように確認してみよう。
地質図は4章で紹介した手順で地質図ラスタを呼び出すことで確認することができる。

諏訪大社

5万分の1地質図幅「諏訪」「高遠」GISデータ(産総研地質調査総合センター)(https://gbank.gsj.jp/geonavi/maptile/wmts/1.0.0/WMTSCapabilities.xml)使用している

穂高神社

5万分の1地質図幅「信濃池田」GISデータ(産総研地質調査総合センター)(https://gbank.gsj.jp/geonavi/maptile/wmts/1.0.0/WMTSCapabilities.xml)使用している

室生龍穴神社

室生龍穴神社は、室生火砕流堆積物の上にある。
室生火砕流堆積物の地質年代は新第三紀の中期中新世に相当する。
しかしいまだに「室生火砕流堆積物」を噴出した源はよくわかっていないらしい。(名張地域の地質,地域地質研究報告5 万分の 1 地質図幅 京都 (11) 第 65 号 NI – 53 – 9 – 13)

5万分の1地質図幅「名張」GISデータ(産総研地質調査総合センター)(https://gbank.gsj.jp/geonavi/maptile/wmts/1.0.0/WMTSCapabilities.xml)使用している

鹿児島神宮

鹿児島神宮は花倉層、国分層群の上に位置しているので中期更新世の地質の上にある。
鹿児島は地質が多様で複雑である。

20万分の1地質図幅「鹿児島」GISデータ(産総研地質調査総合センター)(https://gbank.gsj.jp/geonavi/maptile/wmts/1.0.0/WMTSCapabilities.xml)使用している

鹿児島大学総合博物館のサイトに分かりやすい記事があったよ

まとめ

以上、いくつかの神社の立地している地質について調べてみた。

最近は公開データも多くなり、GISが使えると自分の好みの地図が作れるだけでなく、あらゆる解析ができるようになっている。オープンデータは下記のサイトから探すことができる。

G空間情報センター

最近のビッグデータ公開は、兵庫県と長野県の航空レーザデータ。


下のような地図が簡単に作成できるし、森林解析なども簡単にできる。
下の地図は斜面方位によって色分けをした地図である。
緑が南斜面、黄色が西斜面、ピンクが北斜面、青が東斜面である。

ぜひいろいろと地図を作って遊んでみてほしい。
QGISはユーザーが多いことと、無料ソフトウェアなのでマニュアルもたくさんインターネットにある。
検索して使い倒してみてほしい。

困ったら私も使っている下記書籍がおすすめ。

更新通知の設定は下のボタンを押してください

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる